第153回の日商簿記2級の合格発表があり、無事に合格することができました。
数年前に取得を目指し、試験に挑みましたがあと2点足らずでの敗退。
そこから意欲をなくし、そのままにしていましたが、せっかくやったんだからゴールを目指そうと今年再起しての合格でした。
前回は診断士の試験対策同様、「とりあえず解く」ことを重視して取り組んだのですが資格の勉強は、「戦略」は必須です。
攻めどころを抑えられずにもったいない失点をしてしまいました。
ですから、今回は「戦略」的な意図をもって効率よく学習を進めていきました。
と、いっても学ぶ時間に限りがあるので、こうせざるを得なかったとも言えます。
日商簿記2級に関して言えば、ズバリ!「工業簿記」を攻略して高得点を狙うことです。
まぁ学習されている方からすれば、「何だ、そんなことは常識だよ」と思われるでしょう。
私も学習初期の段階で、とあるブログで学習法を見て、
「なるほど、工業簿記を攻略すれば良いんだな」と理解しました。
しかし、いざ学習を進めると、工業簿記はもちろん、商業簿記の広い範囲を把握していないと不安で仕方がなくなってしまうのです。
「これだけの出題範囲をマスターするのは相当大変だぞ」とプレッシャーがかかるものです。
そうです、これがいわゆる「落とし穴」だと思っています。
商業の難しい内容(例えば連結会計や税効果会計など)に囚われすぎると、
攻略すべき工業簿記もおろそかになるという事態になってしまいます。
不合格になった試験での反省はそこにありました。
試験は100点満点中70点を取ると合格です。
70点を取れば良いのです。
それを念頭において優先すべきところを強化しながら進めていくことが、合格の近道だと思います。
そして簿記といえば、なんと言っても「仕訳」。
「仕訳に始まり仕訳で終わる」といっても過言ではありません。
仕訳問題もパーフェクトなレベルまで過去問を解きまくることが重要です。
これで、出題の5問のうち、第1問の仕訳、第4問、5問の工業簿記を攻略すれば、
満点なら60点を確保できます。
できれば、60点中50点を獲得できれば、残りの第2問と第3問で20点を取れば良い訳です。
言葉にすれば簡単ですが、合格への攻略の理屈は以上になります。
まとめますと、
1.仕訳問題を攻略する
2.工業簿記全体を攻略する
以上、2点をクリアできると合格ラインがすぐそこまでやってきます。
私も仕事をしながら学習をしていたので、問題集と電卓を持って仕事の鞄の中に常に持ち歩く生活をしていました。
仕事が終わり、帰りの1時間をカフェなどで学習することに充てていました。
簿記については、計算が多いため、正直電車内で立ち読みしながら、理解を深めるのは
向いていない資格です。
それだけに、学習するタイミングや場所は重要になります。
こうして、私は日商簿記2級の合格に至った訳です。
今回はそれこそ第3問の連結会計の問題が超難問といえるものでした。
正直問題を読んだ段階でかなり焦ります。
しかし、第1問、4問、5問がしっかり取れていれば、部分点で十分に対応できます。
ちなみに私は第3問は20点中4点でした(笑)
そんな私でも合格できたので、日商簿記2級取得を目指されている方の参考になれば幸いです。
学習の方法などでご質問があれば、お気軽にコメントください。
私ももっと良い学習方法を学びたいので、情報交換できればと思っています。
それではまた。