自己啓発書の魔力
世の中には自己啓発書の類が無数にあり、
幸せになるためにはとか、会社に認められるにはとか、裕福になるためにはなどの言葉がこれでもかというほどに溢れている。
自己啓発本の良いところは、自分の悩みに理解をしてくれたり、後押しをしてもらえるように感じることだ。
ただし、実際に自己啓発本に触発されて実践できている人は7%程度しかいないらしい。しかもだとしても成功したという話はほとんど聞かない。
ある方に聞いた話では、お金持ちになる方法は、本に書いてあることではなく、本を書いたことで本からの収入でお金持ちになったというぐらい、いい加減なものだ。
かくいう私も、様々なジャンルの本やセミナーに参加して、偉いという人の話を真剣に聞いたり実践し
たりもしてみた。
ところが、世の中そんなに甘くはない。だって同じようなことは皆貯めしているし、実践済みだから。
つまり、世の中に出ているノウハウはすでに使用済みで使い物にならないと言っても良いかもしれない。
それ以外の占い的などうとでも評価できるものは、正直なんとでも書くことができる。例えば、毎日、朝起きたら朝日を見てポジティブな言葉を発しようなど。
まぁ人生はこのようにどうとでも評価されるし、どういう手段でも人によって感じ方や捉え方で何とでもなり得るということが、自分の考え。
結局は人は人だし、人の評価に振り回されてその生き方に合わせていくか、自分のやりたいように気ままに生きるかに過ぎないと思うようになってきた。
だからといって、物事を適当にやり過ごして時間は無駄にしたいとは思っていない。日々の努力を重ねて後悔のない人生を生き抜きたいと思っているだけだ。
自己啓発本はそういう意味では、必要なものだし、大きなお世話と突っぱねてもよいし、著者の誇張した自慢話を延々と聞かされる本という認識でも間違っていないだろう。