先日政府より1都3県の緊急事態宣言が発令されました。
昨年よりも緩和された内容だけに様々な意見が飛び交っています。
私のようなスポーツクラブ業界では、協力金はないが、時短営業への働きかけというような曖昧な協力要請ということもあり、非常に困惑しているのも事実です。
大手企業はすぐさま時短営業を発表していましたが、当社のような中小施設はどちらにしても非常に厳しい局面にあることは変わりないです。
要請に応じれるかシミュレーションを重ねていますが、この状況下で収益増になるわけもなく、いかにリスクを抑えられるかがポイントになっています。
新年早々、こういった事態になることはやむを得ないですが、やはり残念ですね。
成人式が中止になったり、イベントが中止になる報道を見て胸が苦しい思いです。
国民全員がそれぞれの立場で苦しい局面と向き合っていることでしょう。
コロナの影響が具体的にどうなればよいのか、ワクチン接種はどのような計画で進められるのか、その先にどのような生活が待っているのか、不透明な部分は大きくとも、国によるメッセージが待たれます。
リスク想定が甘いので、慌てて対策を練っている感があり、信頼性に欠けるイメージがついてしまっていますね。
もちろん、政府の方々は私達が思っている以上に分析やシミュレーションを重ねているとは思いますが、国民にもう少しメッセージ性がほしいと望んでしまいます。
論理と感情のバランスというのは必要で、どちらかに偏るのも伝わらないし、信頼性に欠けると思います。政治家をはじめ官僚の方々の努力はきっとあると思いますが、国を牽引するリーダーとして資質が問われているということでしょう。
これは一企業の我々も同じことが言えるかもしれません。トップの思いが団結力を醸成する源になるがゆえに、トップの在り方を見極める時が来ているとでも言えるでしょう。